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ペアレントトレーニング32 問題行とされる行動にうまく対応するコツ その3 はっきりと

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ペアレントトレーニング32 問題行とされる行動にうまく対応するコツ その3 はっきりと

ペアレントトレーニング32 問題行とされる行動にうまく対応するコツ その3 はっきりと

2024/02/24

 

生活している中で、お子さんの気になる行動や減らしたい行動はいくつかあると思います。

その行動は、「生まれつき持っている気質によるもの」や、「生活環境の中で作られたもの」また「大人からのこれまでの関わりがつくってきたもの」とがあるでしょう。

 

子どもの行動は全て子どもの責任だ・・という捉え方をしていると、親の思うようにならないことで、親のストレスが大きくなることがあります。

あなたとお子さんの関係はどうですか?

 

大人のあなたも、おなたの親の思い通りになっているでしょうか。

なっているとしたら、それであなたにストレスはありませんか。

もしかしたら、あなたとあなたの親の思いがピッタリ同じなら、全くストレスなく過ごしているということもあるでしょうが、実際にはそのような親子の関係はないのが一般的です。

 

そう、お子さんとあなたは別の人格で、感じ方や希望などもちがうのです。

そのことを常にイメージしながら子育てできるといいですね。

そうすることで、お子さんにも、親のあなたにとっても、イライラやストレスが大きくなることはないでしょう。

 

さて、前回問題とされる行動にうまく対応するコツ その2としてお伝えしたのは、「計画的なスルー」でしたね。

試してみた方はいらっしゃるでしょうか。

 

「計画的なスルー」は、試したときに、その行動がさらに激しくなったり悪化したかのように見えてしまうことがあるので、その変化に動揺してスルーしていたことを忘れてしまい、機嫌をとったり構ってしまうということがあるのですが、それは失敗という結果になってしまいます。

結果として、子どものエスカレートした行動に反応したことになり、「スカレートの罠」に親がハマってしまったと言わざるを得ないでしょう。

 

「計画的なスルー」はそういうことも想定して、実践できる状況で行うことも大切です。

 

こんなに泣いているのに放置していていいのだろうか・・と不安になったというお話をお聞きすることがありますが、頑張ってスルーを続けたご家庭では、必ず問題としていたお子さんの行動が減ったというご報告があります。

 

そして、ここで一つお伝えしておかなくてはならないことがあります。

それは、「計画的なスルー」は頻回に使わないということです。

いつもスルーしている状況は、お子さんにとって、ずっと放置されていると感じてしまうという危険性があるからです。

そのように感じてしまうことで、お子さんは親からの愛情をうまくキャッチできなくなります。

親としては愛情を注いでいるつもりなのに、その愛情がお子さんに届いていないとすれば、「愛情の行き違い」「すれ違い」になってしまいますよね。

ですので、親にとって困った行動だからといって、何でもかんでもスルーするのはよくないということを意識しておきましょう。

環境を振り返ってみると、改善点があったり、親の関わり方や声の掛け方を変えるだけで、お子さんの行動が改善することもあります。

 

「子どもの行動は全て子どもの責任だ」という捉え方ではなく、周りの環境(物、人、時間など)を工夫するということも試してみてくださいね。

 

 

 

はっきりと穏やかに伝える

 

 

さて、続いて、今回のお話に進みましょう。

 

問題とされる行動にうまく対応するコツその3

 

それは、先ほどのお伝えしたことにも絡んでいます。

子どもの行動には必ず理由があります。

 

そして、その行動の前にどのようなことがあったのかを正確に観察して、その理由を理解した上で親が行動することが大切なんです。

 

具体的にお伝えしたいコツその3は、「はっきりと穏やかに伝える」ということです。

 

子どもは大人と違っていろいろなことを付け加えて説明されると、頭の中でたくさんの言葉を整理できずに混乱してしまうということがあります。

ですから、やってほしいことを短い言葉、わかりやすい言葉で伝えるということです。

 

 

子どもに何かをしてほしい時、相談して決めた約束、また社会のルールなど、家庭内でも、また家庭の外でも、行動を調整しなければならないことがあります。

そのような場面で、わかりやすくはっきりと指示をすることは、子どもが自分の行動をコントロールしようとしやすくなります。

 

いつでも全ての行動に対して従わせる必要はありませんが、子どもの年齢に合った内容でしてほしいことを伝えましょう。

 

もちろん、子どもが何かで遊んでいるときに、その遊びをやめさせて話をするのではなく、親も子どもも、穏やかで静かに落ち着いて話ができる時にあらかじめ話をしておくということが大切です。

 

その事前に話したり伝えておいたことによって、子どもの問題とされる行動をコントロールしやすくするのです。

 

 

はっきりと穏やかに伝える手順

 

以下の手順で、伝えましょう。

 

①子どもに手が届く程度まで近づいて名前を呼んで、子どもと視線を合わせて話しましょう。

②具体的に正確に何をしてもらいたいかを言います。

「けんちゃん、夕飯の時間です。テーブルまで来て座りましょう。」

「みほちゃん、妹を叩くのはやめなさい。手は行儀良く使います」

③言ったことに従うまで、時間を与えましょう。子どもの気持ちと行動の切り替えまで子どもの近くで5秒待ちましょう。

④言ったことに従えばほめましょう。

「こうちゃん、お母さんが言ったことをしてくれてありがとう」

⑤指示にすぐに従わないときは、5秒待って、もう一度言います。何かをやめさせる指示は繰り返しません。

⑥指示のバックアップをしましょう。もし子どもが指示に従わなければ、問題行動の結果として適切な対応策を考え、実施します。

 

このような手順でお子さんに指示を出すことで、子どもの行動を促しましょう。

 

生活の中で、トラブル起こってしまった時には、なかなかうまく対応することは難しいでしょう。

ただ、困った行動というのは、繰り返されることが予測されるので、その場面に応じた子どもの行動を「こんな時はこうしてほしい」と具体的に、例えば親がモデルを示してあげてもいいでしょう。

 

今回は子どもへの指示の伝え方を「はっきりと穏やかに伝える」というコツとしてお伝えしました。

 

お子さんの行動を変える、コントロールするには、どのような方法が適しているのかをこれまでのブログを振り返りながら、うまく使っていきましょう。

 

ただ、なかなかどれがうまく使えるかわからないというときは、直接ご相談くださいね。

今なら無料でお受けします。こちらにメールください。info@ameck.jp

 

困っているあなたを応援します。

 

 

 

 

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