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ペアレントトレーニング 27 新しい技術や行動を教える

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ペアレントトレーニング 27 新しい技術や行動を教える

ペアレントトレーニング 27 新しい技術や行動を教える

2023/12/03

 

 

子どもは成長と共に、歯を磨く、服を着る、身の回りを片付ける、問題を解決する方法など、新しい複雑な技術を学んでいきます。

 

親は子どもが生活に必要な技術を、学んでいくのを助ける必要があります。教えるのに役にたついくつかの方法を紹介していきましょう。

 

 

良い手本を示す

 

 

まずひとつ目は「良い手本を示す」です。

 

私たちはみんな他の人を見て学びます。

生まれた時も、まだ動けないうちは別として、動けるようになると、赤ちゃんもお母さんや周りにいる人がしていることをじっと見ていて、同じように動き始めます。

だから、大人が食べている様子を見て、スプーンを赤ちゃんに近づけると、口を開けてスプーンにのっているものをパクりと食べます。

ですから、子どもと一緒にいる人は、子どもに真似されるような行動をするべきなのです。

 

 

これから生活に必要なことを教えたいときは、まずは大人が手本となります。

新しい行動を促すために、親が手本となって子どもにどうするのかを見せましょう。

 

 

①あなたがしていることを説明し、真似るように言ってください。

②必要なら手伝います。

③そして次第に手助けなしに一人でやるように促します。

④できたら、ほめてください。

 

 

家族の誰もしていない家庭のルールに子どもは従いません。

例えば、もし親が身の回りを整理整頓せず乱雑にするなら、子どもがきちんと周りを整理するのは期待できません。

どう振る舞うのか、よい手本を見せましょう。

 

 

さあ、あなたのお子さんに身につけてほしいことはどんなことでしょう。

そして、その身につけてほしいことは、あなたはやっていますか?

 

 

普段何気なくやっていることを、人に伝えようとすると、案外困ることがあります。

子どもに教える前に、一度どのような手順で教えるとわかりやすいのかを、順番に考えてみることをおすすめします。

 

 

分解して教える

 

 

例えば、「手を洗う」ということを教えるとき、どの部分から教えますか?

 

夏であれば、半袖の服を着ていることが多いでしょうから、蛇口をひねって水を出し、手を濡らしてから、石鹸(あわ)をつけて、手のひら、指の間、手の甲、爪など擦って汚れを落とし、綺麗になったなと思ったら、水で泡を洗い流す・・・といった感じでしょうか。

 

 

私のこの説明の場合、水は出しっぱなしですが、それでよければOKですが、一旦水を止めるという方法であれば、手を濡らした後、蛇口を閉めて水を止める・・となりますよね。

 

また、長袖を着ている冬であれば、大人は無意識に袖をまくって、水に濡れないようにします。

その場合は、まず一番初めに袖をまくり上げる・・となります。

少しまくり上げるだけでは、すぐにずり落ちてしまうこともあります。

そうなると、また伝え方が変わってきますよね。

 

 

子どもは、見てすぐに覚えてやりこなしてしまうタイプもいれば、ひとつ一つを分解してその一部分を具体的に丁寧に教えてあげることが必要なタイプもいます。

きちんと教えていないのに(教えているつもりでも、伝わっているかどうかはまた別のことだということもわかっておく必要があります)、「教えた通りにやって!」とか、「教えたのにどうして覚えないの?」とか、大人判断で叱ってしまうことのないように気をつけてほしいところです。

 

 

ですから、まずは自分でやってみて、ひとつひとつに動きを書き出し、その順番に教えていくことが大切なことになります。

 

 

なんとなくできてしまう子どもは、時には、ちょっとした間違ったやり方を学んでしまうこともあるので、そこは要注意ですね。

 

 

尋ねてから教える

 

 

まずは、「一人でできる?」と尋ねてみて、できそうなら、させてみる。

そしてうまくできたらほめます。

できていなければ、きちんと教えてあげましょう。

 

そして、「できない」と答えたら、一度順番に説明をして、具体的に見せてあげましょう。

「わかった?」と尋ねてから、わかっていたらやらせてあげましょう。

よくわかっていないようなら、諦めず、また怒らず、もう一度やって見せてあげましょう。

そして、トライさせてあげます。

 

 

大人でも、初めて何かをするときは、緊張していたり、難しいなと思いながら取り組むことがあると思います。

そんな時に、怒りながら教えられたらどうですか?

やりたくなくなってしまいませんか?

 

子どもなら尚更です。

 

 

穏やかに繰り返す

 

 

穏やかな口調で、繰り返し教えるつもりで、親が取り組めば、その「教えかた」についても、学びます。

そして、子どもが誰かに教えるときは、きっとあなたと同じように、穏やかに、繰り返し、丁寧に教えることができる子どもになります。

 

どんな時も、子どもはあなたをみています。

親が、子どもに見られて困るようなことをしていて、子どもが同じことをした時に叱ったりしている大人が多いことも知っておきましょう。

 

小さいうちは誤魔化すこともできますが、思春期になるとそうもいかず、反発されてしまいます。

 

だからと言って、いつも緊張してはいられませんが、子どもに見られて困るような行動には、気をつけたほうがいいということですね。

 

では、新しいことを教えるというチャレンジをしてみてくださいね。

 

 

もしも、もっと具体的に、「うちの子どもの場合、どんなふうに対応すればいいですか?」とか、「子どもが親を求めてきた時に、対応してもうまくいかなんだけど・・」というような具体的なお悩みがある方は、お問い合わせMail:info@ameck.co.jp、またはameck.co.jp@gmail.comから「質問」「相談」としてご連絡ください。

 

あなたとお子さんの関係が良い関係でいられるようにお手伝いさせてください。

お待ちしています。

 

 

 

 

 

 

 

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