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ペアレントトレーニング26 夢中になれる活動を与える

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ペアレントトレーニング26 夢中になれる活動を与える

ペアレントトレーニング26 夢中になれる活動を与える

2023/11/16

 

子どもに、困ったことをしないでほしいという思いは、親であれば誰しもが持つ気持ちですよね。

 

 

前回までは、子どもとのいい関係を作るために、好ましい行動に注目し、すかさずほめることでその行動が繰り返されるということをお伝えしてきました。

 

 

気になる行動にばかり注目して、いい子にしているときには、心の中ではホッとしたり、いい子にしてくれててよかったという気持ちを持っているのに、言葉にして伝えていなかったり、スキンシップを使って認めることをしていないなど、一般的に多い親の傾向についてもお伝えしました。

 

 

ペアレントトレーニングを開催していて感じることは、親である参加者が「叱るけど、ほめてない」ということです。

 


困る行動については、すぐに止めてほしいので、意識をしなくても言葉にして注意したり叱ったりしています。


けれども、困ったことをしていない時に、逆の行動をしているかという問いには、皆さんがやっていないとお答えになります。

 

つまり「ほめる」とか、「認める」ということができていないということです。

 

そして、注意されることが、自分のことに注目してくれる唯一のチャンスだとしたら、「こっちを向いて欲しい」と思っているお子さんなら、困ったことを繰り返しますよね。


お利口さんでいいことをしていても、こっちを見てくれないんだったら、イタズラしちゃおう、困らせちゃおうって思うのも、ごく自然なことなのです。

 


これは、基本の基本。


いいことしているときにほめる。
注目して声をかける。
これができるだけで、親子の関係が劇的に変わるのです。

 


これは、実際にペアレントトレーニングで学んだママたちも、はっきりとおっしゃっています。
本当は、とても単純で簡単なことなのに、なぜかできない人が多いというのが現実ですね。

 

 

今回はいろいろな場面で困った行動が起こらないようにするために、できる工夫についてお伝えしたいと思います。

 

 

 

子どもは、退屈になると、何かしら行動したくなります。


その時、身近にあるものを使って行動を起こすことで、いい結果になったり、よくない結果になったりします。
そして、よくない結果が起きた場合に、子どもからすると親から「叱られる」という対応をされてしまいます。

 


子どもも叱られたくてしている訳ではありません。

 


ただ、大人の用事に付き合わされている時や、子どものためであっても長時間じっとするとか静かにするなど、本来子どもの持つ「遊びたい」欲求を満たすことができないときに、このようなことが起こりがちです。

でも、そんな場面って、完全に無くすわけにはいかないですよね。

 

 

 

事前に準備しておく

 

 

例えば、両親の家族の結婚式や、電車やバスに乗っての移動、旅行など長時間の移動、病院の待合室での時間など、結構生活の場面で、子どもが我慢を強いられる場面というのは多くあります。

 

 

そこで、考えておくといいのが、子どもが何かを夢中になってできる遊びの要素の準備です。

 

 

大人だって、電車の中で退屈だから、スマホを見ていたり、本を読んだり、音楽を聴いたりするなど、いろいろな方法を使って、その時間を過ごすための工夫をしているわけですから、子どもにもただ「静かにしていてね」だけではなく、楽しみながら時間を過ごすための何かを与えてあげて欲しいのです。

 

 

そうすることで、子どもは夢中になって何かに没頭しているうちに、用事が済んでしまったり、待ち時間がなくなったり、目的地に到着したりするというゴールに辿り着けるのです。

 

 

夢中になれることってなんだろうと困る方もいらっしゃるかの知れませんが、例えば、輪ゴムを手のひらで揉むようにして手のひらを開くと輪ゴムが元に戻ろうと動くのを楽しむとか、スーパーの商品をバッグに入れる台にあるくるくる回して取る小さい袋を膨らまして中に小さくした紙屑を入れておくだけで風船遊びのように楽しめます。

 

 

家庭にあるもので工夫にして作るのもありですが、絵本やハンカチ遊びも知っていると時間潰しにちょうどいいですよ。

ネットやYouTubeでも、簡単なそびを紹介されているので、チェックしてみてもいいですね。

 


また、あなたのお子さんが好きなことを知っていることも大切なことです。
好きなことなら、長く続けられるので、ぜひ、好きな遊びに関連することを考えてあげるのもうまくいくコツかもしれません。

そのテーマで話をするというのもいいですね。

 


子どもにとって楽しめるものであれば、簡単なものでいいのです。
お手軽に持ち歩けるものであればピッタリですね。

ちょっとした工夫で、困った行動を起こさずに、子どもも叱られずに済む、そして親子はいい関係でいられます。

これがいいですよね。

 

 

子どもが叱られずに済む環境を作ってあげる。

 

そして、親子で楽しい時間を過ごすことができるように、ちょっとだけがんばってみてください。


叱って使うパワーを事前の準備に使って、いい親子関係を保ちましょう!!

 

 

もしも、もっと具体的に、「うちの子どもの場合、どんなふうに対応すればいいですか?」とか、「子どもが親を求めてきた時に、対応してもうまくいかなんだけど・・」というような具体的なお悩みがある方は、お問い合わせMail:info@ameck.co.jpからご連絡いただければと思います。

あなたとお子さんの関係が良い関係でいられるようにお手伝いさせてください。
お待ちしています。

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