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ペアレントトレーニング23   子どもとのポジティブな関係を作るために

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ペアレントトレーニング23   子どもとのポジティブな関係を作るために

ペアレントトレーニング23   子どもとのポジティブな関係を作るために

2023/10/08

子どもの発達を促す技術 その2

 

 

 

前回は、「子どもとの良質な時間を過ごす」ということについてお伝えしました。

あなたはこの1週間の間、お子さんとどんなふうに関わりましたか?

 

1日に何度か、子どもとお互いに楽しいと思える短いひと時を過ごすできていたら素晴らしいですね。

忙しくて気づいたらもう子どもが寝ちゃってた・・なんて日もあったかもしれません。

それは、子育て中のあるあるです。

きっと、あなたも疲れているのです。

できたらゆったりと心と体がくつろげるよう願っています。

そして、またパワーが溜まってきたらお子さんとの良好なひと時を持てるようにしてみて下さいね。

 

 

今回は、子どもとのポジティブな関係を作る その2です。

 

 

子どもと話す

 

 

子どもは、親と話すことで話し方を学びます。

そして、会話術や社交技術を学びます。

また、子どもの自己肯定感を高めます。

お子さんが興味を持っていること、持ちそうなことについて話しましょう。

子どもとアイデアや情報を共有しましょう。

 

 

さて、子どもは産まれてすぐは話すことができません。

会話をできるようになる前は、親がたくさんの言葉を使って、子どもに話しかけるのを聞いて言葉をどんどん吸収してためていきます。

 

言葉をかけられていない子は、言葉の貯金ができないので、発語が遅れる傾向があります。

また、逆にずっとしゃべり続けている親御さんがいつもそばにいるお子さんも、あまり話さない子どもになることも多いです。

 

 

言葉をいっぱい聞いているのになぜ?

という疑問が浮かんでくるかと思いますが、たくさん言葉を聞かされると言っても、あまりにも一度にたくさん話されると、どの言葉がどの意味として使われているかがわからず、結果として、話さないということになることが結構あります。

 

だから言葉をまだあまりたくさん話さないうちは、「名詞」から聞かせるようにしていくといいですね。

「ワンワン(犬)だね」「ブーブー(車)だね」と犬を見た時、車を見た時、「そのもの」と「言葉」を同時に一致させるように聞かせてあげることで、物の名前を覚えていきます。

まずは一語が出るようにしたいものです。

 

その後、2語文、3語文へと広がっていきます。

「ワンワンかわいいね」「赤いブーブーだね」などと増えていくという段階があることを知っていると、子どもへの言葉がけにも変化が出てくるはずです。

 

機関銃のようにダダダダダ・・と話続けると、スピードについていけず、聞き逃してしまい貯金ができないのです。

ですから、ゆっくりとはっきり聞かせてあげるようにしたいものですね。

3語文が話せるようになったら、ようやく会話ができるようになったと考えて下さい。

 

 

 

話すとは?

 

 

あなたは、毎日をお子さんと過ごしている中で、いろいろなことについて話していると思います。

「おはよう!朝だよ。」

「顔を洗って、トイレに行ってね。」

「着替えするよ。」

「ご飯の用意ができたよ。」

朝起きてからだけでも、こんなにたくさんの言葉をお子さんにかけていることでしょう。

 

 

もちろん、言ったことをすぐに行動にうつしてくれないときは、2度目の声かけをしたり、何度言ってもしてくれない時には、急かすように「早くして!」と言っていることもあると思います。

なかなか子どもは大人の言うことを聞いてくれないので、親は大変ですよね。

 

ただ、今の話は、お子さんへの指示の声かけです。

 

これは、大人がイメージしている段取り通りに子どもを誘導するためのもので、「話している」ということにはなりません。

 

「指示」と「会話」の違いを意識して関わることで、お子さんとのポジティブな関わり方ができるようになることを覚えておいて下さいね。

 

 

何を話す?

 

 

「指示」の声かけと「会話」の違いが分かったところで、何を話すのかについて考えていきましょう。

 

あなたは、お子さんとなんの話ができますか?

「ご飯食べた?」「歯磨きした?」は、やって欲しいことができたかどうかを尋ねているだけで、これも「会話」にはなりません。

 

親子で、いつも何を話しているのでしょう?

 

子「今日、こんなことがあったんだよ。」

親「そうなんだ。それで、どうなったの?」

子「その後、〇〇が△△して□□になったんだ。」

親「それで、あなたはどう思ったの?」

子「ボクは、〜したほうがいいと思ったから、そうしたよ。」

親「へぇ〜、自分でそう考えて、そうしたんだ!」

子「うん、うまくできないかと思ったけど、なんとか最後までできてほっとした。」

親「やったね。すごいじゃん!!」

 

 

この会話は、何か一つの話をきっかけに次々に会話が進んでいくようにしながら、お子さんがどんなことを考え、どんなことをしたのか、そしてどう思ったのかなどを会話の中でつかむことができますよね。

お子さんからの話題の提供に助けられている会話の例です。

 

 

お子さんからの話題の提供がない場合は、どんなことを話しますか?

 

普段からお子さんと関わっていると、子どもの好きなことやものにいついては、よくわかると思います。

話題が見つからないときは、お子さんの好きなことを話題にして、会話してみましょう。

お子さんも好きなことなら、聞いて欲しいことがたくさんあると思います。

また、なぜ好きなのか、今後どうしたいと思っているのかなど、楽しく会話し、親として子どもの好きなことについて詳しくなりましょう。

子どもは自分の好きなことやものに関心を持ってくれた親に対して、いいイメージを持つことになるはずです。

 

子どもと話す。

あなたも少しの時間を使って、チャレンジしてみてくださいね。

 

 

もしも、もっと具体的に、「うちの子どもの場合、どんなふうに対応すればいいですか?」とか、「子どもが親を求めてきた時に、対応してもうまくいかなんだけど・・」というような具体的なお悩みがある方は、お問い合わせMail:info@ameck.co.jpからご連絡いただければと思います。

 

あなたとお子さんの関係が良い関係でいられるようにお手伝いさせてください。

お待ちしています。

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