ペアレントトレーニング17 子育てのコツを知って 積極的に子育てしよう!
2023/07/26
家庭だけではない地域の子育てにかかわる環境
これまでは子育てにかかわる家庭内でのことについてお話ししてきました。
けれども、子どもが生まれるとすぐに家庭だけではなく、近所のお子さんや地域の保健センターなどとのかかわりがスタートしていきます。
それは国が定めた法律で決められた検診やワクチンなどがあるからです。
また、公的機関の他にも、近所のお子さんとの交流や、ママとの交流。
また、子育て支援センターで知り合う同年代のお子さんや先生との関わり。
また、保育所や幼稚園に入るとその集団での子どもや親、先生とのかかわりも出てきて、子どもの成長に合わせて、小学校中学校高校大学・・・
と、家庭だけではない様々な人との関わりあいが生まれてきます。
実はそれは妊娠したときから始まっているのですけれど・・
妊娠時からにさかのぼると大変長くなってしまうので、ここでは、地域の子どもどうしの関わりの中で起こる子育ての問題についてお伝えしていきます。
地域の環境
これは、自分もそうであったように、子どもは産まれてすぐから、家族とのかかわりが始まり、そして一歩外へ出れば地域とかかわっていきます。
先ほども触れたように、大人を介しての関わりから、子ども同士へのかかわりへと変化していきます。
親の自分が抱っこして移動したり、子どもの行動を調整することができる間は、自分の意思で行動を決めることができます。
けれども、子どもが自分で動くようになり、子ども自身の意思を持つようになると、大人からは想像もつかないようなことも起こってくるのです。
そのため、子どもの行動にかかわる全てを親がコントロールできなくなったとき、子どもの行動は家庭外の要因にも左右されてしまいます。
同年代の子どもや友だち
子ども同士の付き合いが始まると、その関係や、付き合っている他の子のしていることから影響を受けます。
例えば、攻撃的で破壊的な子どもは仲間に入れてもらえないことが多いでしょう。
社交が下手な子どもは友だち付き合いがうまくいきません。
そして同じような問題を持つ子どもと付き合うようになり、好ましい行動は学べず、問題行動が続き増えていってしまいます。
学校
学校での成功が子どもの適応性や行動に影響を与えます。
例えば、学校の勉強が難しい人、うまくいかない、努力しても滅多に褒めてもらえず、ほうびをもらえないとなると、問題行動を起こしやすくなります。
学校は勉強するところ。
そして、学校においての勉強は同じ年齢の子どもが同学年同クラスに分けられ、同じ教室で一人の先生から授業を受けてその内容を理解し、質問に答え、板書したり、ドリルなどの問題を読み解いていく。
という流れで、進んでいきます。
ここでは、同クラスの中で、先生の話を聞いただけで理解できてすらすらと問題を解いていく子ども、兄か別のことに注意が向いて集中して先生の話を聞くことができず学ぶことが難しい子ども、また集中して聞いていても先生が口頭で伝えていることの意味がわからずに、授業で学ぶべきことが理解できないことから問題を解くことができなない子ども、じっと座って集中すると眠くなってしまう子ども、教室の机に向かって椅子に座っていることが姿勢を保っておくだけでそれに気持ちが集中してしまって話を聞くどころではない子ども、また、教室の中や外から聞こえてくる先生の声以外の音が非常に大きく聞こえてしまい先生の声を聞き分けることが難しいという原因から授業がわかなくなる子ども・・・と子どもの見えない部分の特性から、うまく授業に参加できず、勉強が分からなくなり、画稿がつまらなくなっていくというケースもあります。
また、友だちとふざけあってはじめは楽しかったはずなのに、ちょっとしたことが痛く感じたり、腹が立ったりして本気の喧嘩になるケースも少なくありません。
そのような状況では、学んだことで評価されることが少なくなり、やる気を失ってしまうことも多いでしょう。
メデイアとテクノロジー
乱暴な言葉遣いや攻撃性アドの問題行動は、映画、テレビ、新聞、漫画、ゲームなどにも影響されます。
YouTube動画で、法律に違反するような行動を面白がって投稿したり、ニュースで報道される犯罪をかっこいいとかやってみたいと思って真似をしてしまうようなことも増えて、今はTwitterにあげたおもしろ動画から犯罪が確定し、逮捕されてしまうようなことも起こっています
それだけ、家庭内だけでは子育てができないということがよく分かりますよね。
親としてできること
子育ては、とても大切なお仕事のようにj感じられるかもしれません。
けれども、自分がかつてそうしてもらったように、子どもに愛情を持って適切にかかわることで、子どもは時には失敗も繰り返しながら、いいことと悪いことの区別をするようになり、親を悲しませないようにするにはどのような行動をとればいいだろうと考え判断するようになります。
そのためには、厳しすぎたり、また甘やかしすぎたりすることが、子どもにとっていいのか悪いのかを、親自身が考えていく必要があります。
子どもを大切に育てていくとは、そういうことなのか、忙しい毎日の中で考えるのはとても大変なことですが、今、その時々をちょっと工夫して子育てすることが、大切なんだということがお分かりいただけたでしょうか。
そのちょっとした工夫、コツがブログの中にありますので、是非他のブログもお読みいただけると嬉しいです。
----------------------------------------------------------------------
株式会社AMECK
〒562-0001
大阪府箕面市箕面3-2-23-303 メゾンチェリーアベニュー
電話番号 : 072-714-3101
発達障がいをオンラインで相談
オンラインで学ぶ効果的な叱り方
----------------------------------------------------------------------