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ペアレントトレーニング12 子育てのコツを知って 積極的に子育てしよう!

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ペアレントトレーニング12 子育てのコツを知って 積極的に子育てしよう!

2023/06/16

 

子どもの問題行動⑦  あいまいすぎる指示

 

 

こどもは生まれて数年でいろいろなことを期待されます。

もちろんそれは、子どもが成長する時に、とても大切なことです。

 

 

自分を愛してくれている親から、期待されると嬉しくてその期待に応えようとするから、ちょっと高めのゴール設定でも、がんばって挑戦したり、繰り返し練習したりして、今よりもできることが増えたり、できなかったことができるようになったりするのです。

 

けれども、期待しすぎると、年齢発達に合わず、頑張っても期待外れに終わってしまったり、その結果、自己肯定感が下がるという結果になってしまいます。

 

 

さて、あなたのおうちでは、どのような指示の出し方をしているでしょうか。

一緒に考えてみましょう。

 

 

 

子どもの行動は誰が判断する?

 

子どもの行動を問題視することがあります。

けれども、その行動は本当に問題なのでしょうか。

 

大人はいつも、大人側を基準にして、判断しています。

子どもの行動も、大人が指示したことをきちんと正確にスピーディーに達成できるかどうかで判断しているようなことはありませんか?

もちろん、大人自身は自分の出した指示が、正しく正確に伝わっていると思い込んでいるからです。

 

では、本当に、正しく指示ができているでしょうか。

指示を受け取る子どもの年齢に合った、理解力に応じたし指示ができているのか、振り返ってみるといいかもしれません。

 

 

尋ねる形の指示になっていませんか?

 

例えば、食事の時、食事が終わるまで座って食べるということができない子どもに、「座って食べないと、どうなるかわかる?」と尋ねて子どもに考えさせるという形になっていませんか?

お風呂に入って欲しい時に、「もうお風呂に入る時間じゃない?」と聞いていませんか?

 

子どもがお風呂に入りたいと思う時刻と、親がお風呂に入って欲しい、入るべきと考えている時刻が一致していればいいのですが、どうでしょう。

テレビ番組を観たい、観ている時は、子どもはお風呂に入ろうとはしないはずです。

それなのに、「入る時間じゃない?」と尋ねられたら、「違うよ」と答えてもおかしくはありません。

 

また、子どもが人前ではしてほしくない行動をとっている時、「おばかさんね」や「どうしてそんなことするのかな〜」と声をかけたりしていませんか?

どうしてって聞かれても、「やりたいからだよ」と答えられたら、どう返しますか?

 

親が指示を出すときは、子どもが理解できる言葉で、具体的に頭の中でイメージできるように伝えてあげることが大切です。

 

 

 

意外と多い代名詞での指示

 

こんなことはありませんか?

 

「あっちの部屋にある、あれ取ってきてくれない?」「あそこの上のそれが欲しいんだけど・・」という言葉は、話している本人はイメージできても、聞いている側の人は、よくわかりませんよね。

 

病院で、走り回ったり、うるさくしている子どもに、「ちゃんとして!」「どうしてこんなことするの?」という声かけも、とてもよく聞くフレーズですが、子どもにはわかりにくいのです。

 

 

「ちゃんとする」「きちんとする」という言葉は、子どもには特にわかりにくいものです。

 

 

そんなふうに指示をするのであれば、それを使う前に、病院での過ごし方を具体的に伝えておくことが大切です。

「病院では、静かにしようね。大きな声を出すと、しんどい人が余計にしんどくなるから、小さな声で話そうね。」「頭が痛い時に、大きな声や音を聞くと、頭がガンガンするの。だから静かにしようね。」など、止めようとする行動が、どういうことなのかを説明して、意識づけることが大切なのです。

 

 

大人でも、初めてフランス料理のフルコース料理を食べる時に、マナーを教えてもらっていないのに、「はいちゃんと食べて」と言われたら、どのナイフやフォークから使えばいいの?、誰にも教わってないから分からない!、経験がないからできるわけない、と困惑してしまいますよね。

でも、「こちらから順に、こんなふうに使うといいよ」と誰かが教えてくれるとか、スマホや、パソコンなどで、食べ方をネット検索するなどしておくとある程度は分かりますよね。でもそうでもない限り、マナー通りに上手に食べることは難しいはずです。

 

 

 

経験が少ない子どもへの指示はわかりやすく

 

子どもは、生まれてまだ数年、経験が少ないので、一般常識が身についていないのです。

社会的なルールや、マナーは大人が教えていくことが必要です。

 

その伝え方を大人が工夫することが、とても重要だということがお分かりいただけたでしょうか。

 

そして、伝えたことを子どもが行動できた時には、褒める、認めるということをしてあげることも重要です。

いい行動をした時には、褒められる、だからよくないと教えられた行動をやめておこうと思えるようにしてあげることが大切なんですよね。

 

いい行動をしている時に、どんな対応をするかで、子どもの行動は変わると言われています。

あなたも、分かりにくい抽象的な言い方で、注視していないかを振り返り、どんな伝え方をしようかなと、考えてみてくださいね。

 

 

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