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ペアレントトレーニング10  子育てのコツを知って 積極的に子育てしよう!

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2023/05/29

子どもの問題行動⑤  指示のタイミングが悪い

 

 

子どもの行動が大人の指示の出し方によって、問題となったり、うまくいったりすることを繰り返しお伝えしてきました。

指示の与え方によって問題となるかそうでないかの、要因は、全部で6つあります。

今回はその5つ目。

 

 

指示のタイミングが悪い

 

日常生活の中で、大人が子どもにしてほしいことを、どうやって伝えるかによって、子どもの行動が変わり、その結果としてほめたり、認めたりすることができる場合と、逆に叱ったりイライラしたりする原因になる場合があることを、しっかりと大人が理解して、上手に指示を出せるようになりましょう。

 

 

子どもの行動を問題にしてしまう要因の5つ目は、指示のタイミングが悪いということです。

 

 

大人は自分の行動に合わせて、子どもにお手伝いをしてほしくなったり、また子どもの行動を決定しようとすることが多くあります。

もちろん、それは子どもの生活リズムを考えたり、健康的に過ごしたりすることを見通してのことですよね。

けれども、そのことを具体的に伝えたり、説明したりすることが、子どもに分かるようにていねいにできているでしょうか。

 

 

 

子どもも、自分の中で「つぎはこれをしよう」「これが終わったら、その次にはこれをして・・・」と頭の中で考えて行動していることが多いものです。

ただ、時間の流れを大人と同様にイメージしたり感じたりしながら過ごすことは難しく、したいことが終わるまでにかかる時間と、ご飯の時間や、お風呂に入ったり、寝る時間が迫ってくることを、関連付けて考え計画的に過ごすことはできません。

 

例えば、あなたが、自分の頭の中で組み立てたスケジュールを次々にこなしていこうと思っているときに、突然、中断させられるという結果になったら、どうでしょうか?

「えっ?いま?」って思っちゃいますよね。

それは、子どもも同じなんです。

 

 

では、どのようなタイミングで指示を出すのがいいのでしょう。

考えてみましょう。

 

 

 

悪いタイミングと いいタイミング

 

 

子どもは何かに熱中しているときに、止められるのを一番嫌がります。

例えばテレビを見ているときや、タブレットやスマホでゲームをしたり、動画を見ているときは、指示をしてもすぐには動いてくれないでしょう。

また、何かをし始めたばかりという場合も、「今始めたばかりなのに・・」と、動き出したとしても、気持ちよく動くということにはなりませんよね。

また、幼い子どもは、眠い時も指示がうまく入らないということが多いようです。

 

 

では、どんなタイミングがいいのでしょう?

 

何か楽しんでいたり、夢中になっていることが終わった時が、一番いいタイミングだといえるでしょう。

けれども、前にもお伝えしたように、「次はこれをしよう」と決めているかもしれません。

そうなると、やはりいい顔をしてはくれませんよね。

 

 

ではどうすればいいの?と困りますね。

そういう場合を考えて、工夫しましょう。

 

 

事前にすることを伝えておく(見える工夫がおススメ!)

 

 

子どもにスムーズに行動してもらいたいなら、あらかじめ予定を伝えておきましょう。

何かを終えたときに、「〇〇時になったら、ご飯にするからね」とか、「▢▢時には寝ないといけないから、〇〇時になったらお風呂に入ってね」というふうに、子どもに生活の予定を伝えておくと、子ども自身の中で自分の行動をコントロールすることができるようになります。

 

 

これも、年齢によって、難しい指示になる場合もあるので、時間のことをどれだけ理解しているのかによって、事前の伝え方にも工夫が必要になります。

 

「長い針が6のところに来たら、ご飯ですよ」

「短い針が7と8の間で、長い針が6になったら、おふろだよ」

デジタル時計なら「7:30になったら、お風呂に入るよ」と

 

視覚的にわかりやすく、また家庭の状況に合わせて指示することも大切です。

 

 

また、数字が読めない子どもの場合、紙に書いて伝え、見えるところに貼っておくのもいいでしょう。

数字とマークを書いて知らせると、さらによくわかりますね。

 

 

切り換えがしにくい子どもの場合、1日の予定を朝のうちに、おおよそ伝えておくと、スムーズに行動を切り換えられるということもあります。

その場合は、変更することが難しくなることもあるので、できるだけその予定で進めてあげましょう。

でも、急な事情で変更もあると思いますが、そういうことも想定して、変更することもあるということを伝えておくのがいいでしょう。

切り換えがしにくくても、少しずつ繰り返すことで、対応できるようになる場合もあります

 

 

タイミングよく指示を出しましょう!

 

 

親も子どもも、予定通りに進めば、楽ですし、見通しをもって準備ができるので、とても生活しやすくなります。

 

 

子どもが小さいうちから、そのような方法で生活していると、小学校に入学して、一人で活動するようになっても、自分で予定を立てて行動できるようになるので、おすすめですよ!

 

 

子どもの集中力は大人ほど長くはありません。

何かに集中していても、ふっと気を抜くときがあります。

集中が途切れた時や、活動と活動の合間など、大人の言葉が届きやすい時をねらって、手伝ってほしいことや、行動を指示するようにしましょう。

 

そうすることで、いうことを聞かないとイライラしたり、子どもを叱ったりすることが、できるだけ無いようにして、いい親子関係を築いていきましょう!

 

積極的な子育て方法で、親も楽に、子どもも楽に過ごしましょう。

 

 

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