ペアレントトレーニング3 子育てのコツを知って 積極的に子育てしよう!
2023/04/01
子育てって、大変だけど、子どもが自分に向かって笑顔を見せてくれると、嬉しくなったり、疲れていることを忘れてしまうことってありますよね。
だから、偉大な仕事である子育てがしんどくてもできるのだと思います。
でも、実際はしんどい時もあります。
ただ、なぜかうまくやっている人もいる。
そうなんです。
しんどくならない子育てのコツを知ると、ラクに子育てができるようになります。
あなたも、楽しく楽に子育てしちゃいましょう!
積極的子育てについては、ペアレントトレーニング1、ペアレントトレーニング2でも書いていますので、そちらも参考にしてくださいね。
子育てのコツ「積極的子育て」
私のオススメする「積極的子育て」は、建設的(その子どもの良さを積極的に認めたうえで、さらに良くしていこうとする様。)で傷つけない方法で子どもの発達を促し、子どもの行動を上手に取り扱うことを目指した子育て方法です。
親子のより良いコミュニケーションと親の子どもに対する積極的な配慮が、子どもの発達を助ける基本になります。
そういう環境で育った子どもは必要な生活技術を身につけ、自分自身を素直に受け入れるようになります。
また問題行動を起こしにくい傾向があります。
「積極的子育て」の方法・子育てのコツを一緒に学んでいきましょう。
「積極的子育て」のポイント
積極的子育てにはいくつかのポイントがあります。
3つ目のポイントは、子どもに対して過度な期待を持つのではなく、適切な期待を持つのがいいということです。
適切な期待を持つ
「前向き子育て」の方法・子育てのコツのひとつは、「子どもに適切な期待を持つ」ということです。
子どもの発達について、親は子どもの年齢にふさわしい発達を期待することが大切なのです。
親としては期待を持つのも当たり前なのですが、期待も過ぎると良くないのです。。
「這えば立て、立てば歩めの親心」という言葉がありますよね。
「ハイハイができたら立ってほしい、立ったら次は歩いてほしい」という、次から次への期待をかけるのは、子どもにとってどうでしょう。
親の期待に応えなければならないと感じたとしたら、ちょっとしんどくなりそうですよね。
極端な例を挙げると、1歳の子どもに字を読むことを期待して、読めない姿に「どうして出来ないの?」と叱るという様なイメージで、年齢にふさわしくない期待をしておいてガッカリしたり、子どもを追い詰めてしまったりと、親子の信頼関係も築くことが難しくなってしまいます。
そして、適切ではない期待に応えられない子どもを傷つけたり、期待に応えられる子どもを育てられない自分のことも責めるようなことになるのは、避けなければなりません。
子どもには発達の順序があります。
また子どもによって個人差もあるので、基準となるものを参考にしながら、子どもが今できることのちょっと上を目指しすようにして子育てをするといいですね。
過度な期待は問題が起きる
親が子どもに多くを期待する、すぐにできるように期待する、あるいは完璧であることを期待するとすれば、問題が起こりがちになります。
いつも親の言うことを聞いて、礼儀正しく、グズグズ言わないで、役に立つ子どもなんているでしょうか。
そんな子どもがいたら、親は必要ありませんよね。
期待が大きすぎると、できないことを作り出すことになり、子どもに対して期待外れとか、ガッカリする気持ちを持ってしまい、叱ったり、傷つけてしまうことになりがちです。
それが、「子どもに適切な期待を持つ」ということがとても大切だという理由です。
子どもは間違うもの
子どもは間違うものです。そしてほとんどの間違いは、意図しているものではありません。
子どもは実際に自分でやってみて失敗して、この方法ではうまくいかないと気づき、次に別のやり方を試してみて、失敗を繰り返しながら成功体験にたどり着くのです。
その失敗が物を壊したり、誰かを傷つけたりすることもあるでしょう。
部屋を汚したり、時には子ども自身が怪我をしてしまうこともあるかもしれません。
「物が壊れる」、「部屋が汚れる」、「誰かが傷つく」、「子どもが怪我をしてしまう」など、親が怒りたくなるのは、子どもの行動に対してではなく、子どもの行動の結果として、親が要求していることと違った時です。
では、要求していない結果にならないようにするにはどうすればいいのか考えれば、どのように子どもに関わればいいのかがわかってきます。
子どもが何かしようとした時、それを初めから最後まで見ていれば怒りたくなる結果には至らないでしょう。
けれども、もちろんずっと見ておくわけにはいかないですよね。
では、どうしたらいいのでしょう。
そう、そこでペアレントトレーニング1でお伝えした安全に遊べる環境を用意してやることが大切になるのです。
さらに、ペアレントトレーニング2で書いた、一貫したしつけとして、好ましい行動と好ましくない行動を伝えていることが役に立つのです。
子育ては、大人も子どもと同じように、子どもの育ちとともに、ひとつずつ歳をとっていく、いわば一年生から始まるというふうに考えておくと、気が楽になっていいでしょう。
完璧な子ども 完璧な親はいない
完璧な子どもはいませんし、完璧な親もいないのです。
完璧でいてほしいと思うとイライラするし、完璧な親でいようとするのも疲れるものです。
親も子どもも、たくさんの経験を通して学んでいくものだというふうに考えると、親も子もラクですよね。
親も子もリラックスして過ごせるように、子どもには年齢や経験に応じた期待感をもって子育てしましょう。
まとめ
積極的な子育てには、5つのポイントがあります。
そのポイントをしっかりと覚えて、積極的に子育てしていくことが、子どもを傷つけることなく、親も怒らずに過ごせる子育てになるでしょう。
こういうことが子育てのコツです。
子育てのコツを知って、積極的に子育てしていきましょう。
発達障害の傾向があるとか、診断を受けておられる発達にデコボコがあるお子さんにも、もちろん効果的です。
この「積極的な子育て」の考え方をベースにして、子育てをしましょうね。
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