ペアレントトレーニング1 子育てのコツ「積極的子育て」ってなに?
2023/03/17
子育てのコツ「積極的子育て」ってなに?
子育ては、やりがいのあるもの、楽しめるものであるはずです。
同時に、骨の折れる、イライラさせられる、くたびれるものでもあります。
親の仕事は、次の世代を育てる重要な役割を持っているのに、ほとんどの人は十分な準備をせずに、この役を始め、試行錯誤を繰り返しながら学んでいくのです。
愛情に満ちた、子育てにふさわしい条件が整った環境で、健康で行儀の良い子どもを育てるのは、どの親にもむずかしいことです。
これが正しい子育てだというひとつの決まった方法はありませんし、どう子どもを育てるべきかという考えは様々です。ですから、ひとりひとりの親が、自分の子どもの行動をどのように扱うか、その方法を見つけることが大切になるのです。
子どもの行動をどのように取り扱うか、どんな対応をしたらいいか、その方法や考え方を知ることで、子育ては、とてもラクになり、同時にうまく子育てできるようになると、子どもとの関わりが楽しくなるのです。
いろいろなタイプの子どもと親がいるので、親子それぞれのタイプに合わせた子育てのコツを見つけて、子どもも親も共に自信をもって前を向いて生きていけるようにしたいものです。
いろいろな場面で失敗することは、子どもにとってごく当たり前のこと、経験が少ないので、すぐには「していいこと」と、「してはいけないこと」を覚えるのはむずかしいかもしれません。
そんな子どもに対して、叱らないで、いつも同じ態度で接することができたら、いいですよね。
そんな子育てが「積極的子育て」です。
「積極的子育て」は建設的(その子どもの良さを積極的に認めたうえで、さらに良くしていこうとする様。)で傷つけない方法で子どもの発達を促し、子どもの行動を上手に取り扱うことが目的です。
親子のより良いコミュニケーションと親の子どもに対する積極的な配慮が、子どもの発達を助ける基本になります。
そういう環境で育った子どもは必要な生活技術を身につけ、自分自身を素直に受け入れるようになります。また問題行動を起こしにくい傾向があります。
「積極的子育て」の方法・子育てのコツを一緒に学んでいきましょう。
積極的子育てのポイント ①安全に遊べる環境づくり
まずはじめに、安全に遊べる環境づくりです。
小さい子どもには、特にハイハイが始まると、安全に遊べる環境が必要となります。
家の中での事故は、幼い子どもの怪我の主な原因になっています。
子どもが安全な環境にいれば、親は安心でいられますし、怪我をする危険性が少ないので、子どもは探検(探索活動)に忙しい日々を過ごせます。
子どもは楽しい環境が必要です。
探検や発見を経験する機会が多いと、いろいろな生活力を身に付け伸ばしていくことが出来ます。
楽しいことを多く経験出来る家庭生活は、子どもの好奇心を高め、言語や知能を発達させます。
また、子どもはいろいろな活動を活発に楽しむので、問題行動をする機会が減ります。
そして、子どもには適切な監督が必要です。
そのためには、親は子どもがどこで何をしているかを常に知っておく必要があります。
どうでしょう。
家庭の中には、子どもが触ってはいけない危険な物が子どもの手の届くところにあったり、子どもに触られたくないものが子どもが見つけやすく触りやすいところにあるということがないでしょうか?
「それは触っちゃダメでしょ?」「そんな物を触るから壊れちゃったじゃない!」「これは触らないでって言ったでしょ?」と、ものが壊れたり子どもが怪我をしたりして、結果として、親が嫌な気持ちになったり、子どもを叱ることになったりすると、子育てがうまくいかなくて残念な気持ちになってしまいます。
安全に遊べる環境を作っておけば、叱らずに済むので、まずは環境づくりからやってみましょう!
大人が変われば子どもは変わる。
大人の工夫で、親も子も、気分良く過ごせるようになりますよね。
楽に子育てするためには、親も子も楽しめるようにちょっとした工夫をする事が子育てのコツなんですね。
子育てのコツをつかんで、積極的に子育てをしましょう!!
今、発達障害という言葉を耳にすることは多いと思います。
我が子が発達障害だったらどうしよう・・そんなふうに考えるのは、自然なことです。
誰でも、子どもの将来を考えると、不安や心配を持つものです。
ただ、親のその気持ちを強くおし進めるあまり、子どもが困っていることに気づかず、なんとか周りと同じように頑張らせてしまうということが多く見受けられます。
子ども本人は、苦手な特性で困っているのに、うまくできないことで叱られてしまい、自信を失い、いいところを見てもらえず、自分なんて・・と自己肯定感を失っていきます。
結果的に、反抗したり、自信喪失で引きこもりがちになったりして、そこで初めて、これまでのやり方がよくなかったのでは・・?と気づくことになるパターンも多いのです。
お子さんが苦手なことと、得意なことを見つけてあげて、苦手なことにはどんなふうにしたらうまくいくのかの方法を一緒に考え、得意なことをうまく使って、苦手なことをカバーする・・そんな方法を見つけてあげたいですね。
つい長くなってしまいますが、多くのご相談を受けて感じた中で思うことです。
今お困りのあなたからの、ご相談をお待ちしています。
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